「せっかく毎日書いているのに、誰も読んでくれない…」
そんな悩みを持つ初心者さんは少なくありません。
私自身も最初は“日記ブログ”を書いていて、アクセスが伸びずに心が折れそうになった経験があります。
でも「日記」ではなく「体験記」に変えることで、検索から読まれ、収益につながる記事に成長しました。
この記事では、なぜ日記は稼げず、体験記なら伸びるのかを初心者にもわかりやすく解説します。
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日記と体験記の違い
日記ブログとは?
日記ブログは、自分の出来事や感情をそのまま記録したものです。
「今日は友達とランチに行った」「こんなことで嬉しかった」という内容。
これは自分にとっては思い出になりますが、検索で来る第三者からすると、ほとんど役立つ情報がありません。
👉 読者の疑問や悩みを解決しないため、検索エンジンから評価されにくく、アクセスも集まりにくいのです。
体験記ブログとは?
体験記ブログは、自分の経験を読者に役立つ形に整理したものです。
「○○という症状が出て病院に行ったら△△と診断された」
「子どものアトピーに悩んでいたけど、こういう食事改善で少し楽になった」
👉 書いていることは“自分の体験”ですが、それを「同じ悩みを持つ人のため」に変換して発信するのがポイントです。
日記と体験記の決定的な違い
- 主語の違い
- 日記 → 「私はこう思った」「私はこうした」
- 体験記 → 「私の場合はこうだった。だから同じ悩みの人は参考になるかも」 - ゴールの違い
- 日記 → 書くこと自体が目的(記録)
- 体験記 → 読む人の役に立つことが目的(共有) - 情報の厚み
- 日記 → 「今日は頭が痛かった」で終わる
- 体験記 → 「頭痛で病院に行ったら片頭痛と診断。処方された薬は○○、費用は△△円だった」
初心者が勘違いしやすい落とし穴
「自分の体験をそのまま書いているから体験記のつもり」という人が多いですが、
読者にとって必要な情報が入っていなければ、それはただの日記です。
👉 違いを一言で言うなら:
- 日記 = 自分のため
- 体験記 = 読者のため
なぜ体験記は伸びるのか?
1) 検索意図にハマるから
読者は「あなたの近況」ではなく自分の不安の答えを探している。体験記はその答えになりやすい。
- 困りごと検索(Know):
例)「甲状腺手術 体験談 入院日数」「大腸内視鏡 痛い 体験」 - 比較・判断(Compare):
例)「低用量ピル 副作用 いつまで」「MRI 初めて 服装 体験談」 - 行動直前(Do):
例)「術後 必要なもの リスト」「入院 パジャマ 枚数 実体験」
書き方ポイント
タイトルに「病名/出来事」+「悩み語」+「体験談」を入れる
例)「子宮筋腫の手術体験談|入院〜退院までに必要だったものと費用」
2) 経験がそのまま“唯一性(ユニークネス)”になるから
同じ病名でも条件セットが違えば記事も唯一になる。
条件セット=年齢/性別/体質/家庭状況/地域/病院の方式/季節/保険/合併症 など。
差別化の一文
「30代・小学生の子どもがいる・地方の県立病院・腹腔鏡手術・冬入院」
3) 不安を和らげる“感情価値”を提供できるから
医療系は「情報の正確さ」+「安心感」が鍵。
- うまくいかなかった事も書く(再発・合わなかった薬)
- それでもどう乗り越えたかを書く(相談先、工夫)
言い切りNG:「必ず治ります」
体験OK:「私は○週間で痛みが落ち着きました(個人差あり)」
4) E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)に強い
「自分が実際に経験したこと(Experience)」は最大の武器。
写真、検査結果の数値(個人情報は隠す)、領収書の金額など一次情報が信頼性を底上げする。
さらに詳しく知りたい方は、番外編:E-E-A-Tってなに?信頼される記事の書き方をご覧ください。
体験記を書くときのポイント
「体験記なら稼げる」とわかっても、書き方を間違えるとただの“日記の延長”になってしまいます。
ここでは、初心者でもすぐに取り入れられる具体的な書き方のコツを紹介します。
1. 読者の疑問を想定する
記事を書く前に「読者はどんな場面で検索してくるか?」を考えます。
例:
- 入院が決まった人 → 「何日間くらい?」「持ち物は?」
- 薬を飲み始めた人 → 「副作用は?」「いつまで続く?」
👉 書く順番を「疑問に答える形」にすると、読者にとって必要な記事になります。
2. 経験を“データ化”する
単なる感想ではなく、数字や具体例を入れると一気に信頼性が増します。
悪い例:「入院費が高かった」
良い例:「入院費は10日で8万5,000円(個室利用)かかりました。健康保険の高額療養費制度を申請して、実質の自己負担は約3万円に収まりました」
👉 数字、期間、金額はできるだけ書く。一次情報こそが体験記の強みです。
3. 章立てをテンプレ化する
記事を毎回ゼロから書くのは大変なので、型を作ってしまうのがおすすめ。
体験記のテンプレ例:
- 経緯(どうして体験することになったか)
- 実際の流れ(時系列でまとめる)
- 費用・準備したもの(数字で書く)
- うまくいかなかったこと・注意点
- 振り返りと学び(読者へのアドバイス)
👉 この流れなら「経験談」と「役立つ情報」が自然にセットになります。
4. 写真や図を活用する
文章だけだと想像しづらい部分も、写真やイラストがあると一気に理解度が高まります。
例:
- 入院バッグの中身を並べて撮影
- 薬の説明書(個人情報は隠す)
- 家計簿アプリのスクショ(節約体験記なら)
👉 視覚情報は「信頼性」と「読みやすさ」を同時に強化できます。
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体験記から収益化につなげる方法
体験記は読まれるだけでなく、収益化の導線を作りやすいジャンルです。
いくつか代表的な方法を紹介します。
1. 関連商品のアフィリエイト
- 病気体験記 → 健康食品、サプリ、本
- 転職体験記 → 転職エージェント、スキルスクール
- 節約体験記 → クレジットカード、家計簿アプリ
👉 体験と紐づけることで「広告っぽさ」がなくなり、自然に紹介できます。
2. 書籍(Kindle出版)にまとめる
- ブログで「短めの体験記シリーズ」を書く
- 後でまとめ直してKindleで電子書籍化
👉 Kindleは権威性(Aの部分)を高める効果もあり、E-E-A-T強化にもつながります。
3. 広告収入(Googleアドセンス)
- 体験記は検索ボリュームが安定しやすく、PVを集めやすいジャンル
- 記事数を積み重ねると広告収入の土台になります
AdSenseについては別記事で説明します。(準備中)
まとめ:体験は「資産」になる
- 日記は自分の記録、体験記は読者のための情報
- 体験記は 検索意図に答える・唯一性がある・安心感を与える・E-E-A-Tに強い
- 書き方を工夫すれば「読まれる記事」になり、アフィリエイトやKindle出版にもつながる
👉 あなたの経験は誰かの役に立ちます。
今日の出来事を「読者のための情報」に変えて、資産になるブログ記事に育てていきましょう。
📑 体験記テンプレート(コピペOK)
下のテンプレートをそのままコピーして、あなたの体験に合わせて埋めてください。
## 経緯:なぜこの体験をすることになったか (例:健康診断で異常が見つかり、紹介状を持って病院へ行った) ## 実際の流れ:体験したことを時系列で整理 (例:初診 → 検査 → 手術 → 入院中の生活 → 退院後の経過) ## 費用・準備したもの (例:入院費用は〇万円、制度を使って実質〇万円に。持って行って役立ったグッズ一覧) ## 困ったこと・注意点 (例:術後しばらく痛みが強かった/個室を希望したら追加費用がかかった) ## 工夫したこと・良かったこと (例:枕を持ち込んだら快眠できた/差し入れで役立ったもの) ## まとめ・読者へのアドバイス (例:私の場合は〇〇の流れでした。個人差はありますが、同じ状況の方の参考になれば嬉しいです)
📌 体験記を書くときの注意点
医療や健康に関する記事を書く場合は、必ず「免責文」を入れるようにしましょう。
例:
この記事は筆者自身の体験をもとにまとめています。
効果や感じ方には個人差があります。
特に医療・健康に関する内容は、必ず専門家にご相談ください。
今日の一手:あなたの体験を資産に変えよう
日記ブログはどうしても自己満足で終わりがちですが、体験記に変えるだけで誰かの役に立つ記事になります。
今日の一手として、まずは「最近の出来事」を体験記テンプレートに当てはめてみてください。
「ただの日記」から「読者に届く体験記」に変われば、それは資産ブログの第一歩です。
用語解説
検索意図
読者がGoogleなどで検索するときに「何を知りたくて検索しているのか」という目的のこと。記事が検索意図に合っていると検索上位になりやすいです。
唯一性(ユニークネス)
他の記事にはない、その人だけの体験や条件のこと。例:「30代・子持ち・地方病院で手術」など具体的に書くことで差別化できます。
感情価値
読者が記事を読んで「安心した」「気持ちが楽になった」と感じられる価値のこと。医療系や体験記事では特に重要です。
E-E-A-T
Googleが記事を評価する基準。
Experience(経験)
Expertise(専門性)
Authoritativeness(権威性)
Trustworthiness(信頼性)
資産記事
一度書けば長期間にわたり検索され、アクセスや収益が積み上がっていく記事のこと。時間が経っても価値が下がりにくいのが特徴です。